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場転・翌日　教室　放課後


瑠奈「颯太…話って何？」

颯太「瑠奈、お前何で慧斗を避けてんだよ」

瑠奈「そ、それは…」

颯太「慧斗の気持ちを聞いちまってどうしていいのかわかんなくなってるとか？」

瑠奈「！だ、だって、あんなこと急に言われたら…」

颯太「まあ、わからなくもないけどよ、避けなくたっていいんじゃねぇか？」

瑠奈「それは…わかってるけど…」

颯太「じゃあお前に一つ聞くけどよ、慧斗のことどう思ってんだよ」

瑠奈「え…？どうって…」

颯太「考えたこともなかったのか、ならちゃんと考えてみろよ、慧斗を好きなのかどうか」
　　「それからどうするかちゃんと決めろよ、避けて逃げてなんて、そんなの許さねぇからな」

瑠奈「颯太…わかった」

颯太「ならいい、じゃあちゃんと考えて、慧斗と話せよな」

瑠奈「うん…」


場転・翌日　教室　放課後


瑠奈「大事な話があるの…」

慧斗「うん、わかってる」

瑠奈「あのね、颯太に言われるまで、考えたこともなかったんだ、慧斗のことどう思ってるかなんて」

慧斗「あはは、それはちょっと寂しいな〜僕男として見られてもなかったんだ」

瑠奈「そ、そりゃそうよ、ずっと幼馴染だったんだから」

慧斗「まあそうだけどさ、ちょっとくらい意識してくれててもいいでしょ？」

瑠奈「ご、ごめん」

慧斗「あはは、冗談だよ、瑠奈がそういう性格してるのは知ってるよ」

瑠奈「う、うぅ…」
　　「と、とにかく、それで、颯太に言われてよく考えてみて、それで…」

慧斗「瑠奈、言わなくていいよ」

瑠奈「え？」

慧斗「ごめんね、ずるいけど、自分勝手だけど、言わないでほしい」

瑠奈「何で…？」

慧斗「いろいろ悩ませちゃったりしただろうけど」
　　「全部忘れてさ、また今まで通り三人で仲良くしよ？」

瑠奈「慧斗…」

慧斗「いつもみたいにみんなで笑ってさ、だから、お願い、全部忘れて？」