2 場転・調理場 春樹「へぇ〜、店の奥ってこうなってんだ……すげぇな」 旭日「他の喫茶店はどうだかわからんが、うちは結構料理とか菓子を中心にやってるからな」 「調理場もそれなりの施設調えないとな」 春樹「ふ〜ん」 旭日「よし、じゃあ早速作るか」 春樹「ああ、教えてくれ」 「えっと……何を作るんだ?」 旭日「ケーキが好きっていうならケーキ作らなきゃな」 春樹「どうすればいいんだ?」 旭日「まあ、俺とやればいいよ、まずはボウルに入ってる卵を湯煎しながら混ぜて砂糖を入れる」 春樹「湯煎しながら……」、 旭日「次に薄力粉をいれて混ぜる」 春樹「これでいいのか?」 旭日「ああ、あとは型に流し込んで」 春樹「よいしょっと」 旭日「それで焼くと、焼けたら飾りつけて完成だな」 チンッ 旭日「よし、焼けた、じゃあ飾り付けだな」 春樹「わかった」 旭日「ほれ、お前の好きなようにしな」 春樹「ああ」 旭日「お、いいんじゃねぇか」 春樹「出来た……」 旭日「上出来上出来、じゃあこれを明日渡せばいいな」 春樹「ああ、ありがとう」